カーポートの屋根から「パチパチ!」「ピキッ」といった音が鳴ることがあります。初めて耳にすると驚きますし、「割れてしまうのでは?」と不安に感じる方も多いようです。結論から言うと心配することはないのですが、音鳴りの原因について知っておくと安心できます。この記事では、カーポートの屋根から聞こえる音鳴りについて解説します。
カーポートの音鳴りの原因
音鳴りの原因は、カーポートの屋根材として使われているポリカーボネートにあります。ポリカーボネートは耐久性に優れており、最近のカーポートの屋根材の主流となっている素材です。音鳴りは、このポリカーボネートが気温の変化に反応して起こります。
ポリカーボネートには、熱せられると膨張したり、冷えると収縮したりする性質があるのです。そのときに、パチッ、ピキッといった音が出ることがあります。つまり、音鳴りは日常的に起こるものではなく、真夏など気温が高くなったときや、真冬の寒さが厳しい時期などに起こりやすい現象なのです。
また、ポリカーボネートそのものの音だけでなく、柱材として利用されているアルミとポリカーボネートの接触面が、膨張・収縮によってこすれることにより、音が出ることもあります。
カーポートの音鳴りと施工の良し悪しは関係ある? 耐久性への影響は?
お伝えしたように音鳴りは、屋根に使われているポリカーボネートが気温の変化に反応して起こる現象です。つまり、施工の良し悪しとは関係がないといえます。何かの圧力がかかって音が鳴っているわけではなく、耐久性に大きく影響することはないとされていますので、安心してよいでしょう。
カーポートの音鳴りは解消できるのか
音鳴りが気温の変化という自然現象に関連している以上、残念ながら完全に解消する方法はないといえます。ただし、屋根材を固定しているネジを緩めると、軽減する可能性があります。どうしても音が気になるという場合は、専門業者に相談してみることをおすすめします。素人判断で勝手にネジを緩めることは、危険ですので絶対にやめましょう。
カーポートの雨音が気になる場合の改善策
カーポートの屋根に雨が当たると「その音が気になる」という声もあるようです。トタンなど金属製の屋根に比べれば、ポリカーボネートの屋根は雨音が小さいとされています。それでも気になる場合は、専門業者に相談することをおすすめします。屋根に防音シートなどを取りつけたり、屋根の角度を変えたりすることで改善できる可能性もあります。
カーポートの屋根の「パチパチ!」「ピキッ」という音鳴りは、施工の不具合によるものではありませんし、耐久性に大きく影響することではありません。ただ、ポリカーボネートの特性によるものなので、完全に解消することはできないと覚えておきましょう。ただ、どうしても気になるという方は音鳴りを軽減できる可能性もありますので、一度専門業者に相談してみることをおすすめします。
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