こまめに手入れをしていたつもりなのに、ふと気がついたら車の塗装に色あせなどが生じて劣化が進んでいることがあります。少しずつ劣化してしまうのは避けられないことですが、できるだけキレイな状態を長く保ちたいものです。そのためには塗装が劣化する原因を知り、予防することが大切です。劣化してしまった際の対処法もあわせて解説します。
動画でまるわかり!車の塗装の劣化を阻止する4つの予防法・対処法
車の塗装の劣化を阻止する4つの予防法や対処法を動画を使ってご紹介します。
車の塗装が劣化する主な原因は紫外線
車の塗装が劣化する主な原因は、紫外線です。塗装は4層構造が基本で、下から順に「下塗り」「中塗り」「上塗り(ベース)」「クリア塗装」となっています。クリア塗装の役割は、艶出しと傷などからの保護なのですが、紫外線によってこの塗装が劣化すると艶がなくなったり、耐久性が下がったりするため、見た目に大きく影響が出てしまいます。
そのほか、水垢、イオンデポジット、ウォータースポット、鉄粉や鳥のフンも塗装を劣化させる原因になります。
水垢は、排気ガスやワックス、洗車したときの洗剤の残りなどが雨水に流され黒い筋状に車体に残ってしまったものです。イオンデポジットはミネラルなど水に含まれる成分が白く付着したもの、ウォータースポットは車体についた水滴がレンズの働きをして太陽光を集め、塗装が焼けたり凹凸になったりすることです。
また、線路や鉄工所からは鉄粉が飛んでくることがあります。近くに駐車している間に車に降り積もり、その鉄粉が車体に付着したまま錆びてしまうことも。
強い酸性の消化液を含む鳥のフンも、放置しておくと塗装を溶かしてしまうことがあるので気をつけましょう。
車の塗装を劣化させない! 4つの予防法
車の塗装を劣化させる原因が分かったら、しっかりとケアしていくことが大切です。塗装の劣化を予防する4つの方法をご紹介します。
こまめに洗車をする
基本は、こまめに洗車すること。大雨が降った後、砂埃などの汚れがついた後は必ず洗車しましょう。特に汚れていない場合でも、1~2週間に1回程度を目安に洗車します。
洗車の際のポイントは、洗いっぱなしにせず、最後に水分をキレイに拭き取ることです。タオルではコーティングが傷ついてしまうことがあるので、マイクロファイバーの布など、傷がつきにくい布を使ってください。
コーティングをする
洗車をした後にコーティングを施して車体を保護することも効果的です。費用を安く抑えたいなら自分でコーティングすることもできますが、専門業者に依頼したほうがキレイに仕上がります。
カバーをかける
車にカバーをかけることも方法のひとつです。すっぽり覆うことで、紫外線や雨風から車を守ることができます。
カーポートを活用する
紫外線や雨から車を守ってくれるのがカーポートです。屋根のない駐車スペースに停めている方は、設置を検討してみてはいかがでしょうか。いったん設置すれば手間がかかることもありません。
しかし車の塗装が劣化してしまった……対処法は大きく2つ
塗装が劣化してしまった場合の対処法は主に次の2つがあります。どちらも時間や費用がかかりますので、劣化を最小限にとどめることが大切だと言えるでしょう。
DIYで塗装
DIY、つまり自分自身で塗装する方法です。カー用品を扱う店で、コンパウンド、カラースプレー、クリア剤など必要なものを入手して塗装します。
車塗装業者に作業を依頼
自分で塗装できない場合は専門業者に依頼します。仕上がりはキレイですが、車を預けなければなりませんし、相応の費用がかかることがネックだといえるでしょう。
車の塗装は、劣化する前に予防することが大切です。水垢、イオンデポジット、ウォータースポット、鉄粉、鳥のフンは、こまめに洗車したり、カーポートを設置したりすることで予防できますので、検討してみてはいかがでしょうか。
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