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2024年版エアコンの補助金

家電の中で、もっとも電気代が気になるものといえばエアコンではないでしょうか。
特に近年は、化石燃料価格の高騰や円安などの影響で電気代が値上がりしており、暑くてもエアコンをつけるのを我慢しているという方もいらっしゃいます。

エアコンの電気代を下げるためには「省エネエアコン」への買い替えが有効です。10年前のエアコンと比べると、年間で数千円～1万円程度の電気代削減効果が期待できます。
関連記事：省エネ・節電できるおすすめエアコンと電気代比較、省エネ機能のまとめ

とはいえ、省エネ性能の高いエアコンは本体価格が高額になりがち。そこで注目されるのがエアコン購入でもらえる補助金です。今回は、国や自治体が行うエアコンの補助金制度について解説します。

※2024年3月27日時点の情報です。申請にあたっては経済産業省のWEBサイトで最新情報をご確認ください。

子育てエコホーム支援事業とは
エアコン工事だけでは補助が受けられない
エアコンの補助額
NEW 東京ゼロエミポイント
その他の自治体の補助金
おすすめエアコン
エアコンの施工事例

子育てエコホーム支援事業とは

国が行うエアコンの補助金制度として「子育てエコホーム支援事業」があります。

子育てエコホーム支援事業とは、エネルギー価格など物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯や若者夫婦世帯が、省エネ性の高い新築住宅の取得や住宅の省エネ改修等を行った場合に支援を行うもの。「住宅省エネ2024キャンペーン」の一環で、ほかに「先進的窓リノベ2024事業」「給湯省エネ2024事業」「賃貸集合給湯省エネ2024事業」があります。

参照：子育てエコホーム支援事業

関連記事：給湯省エネ2024事業によるエコキュートの補助金について

補助の対象

子育てエコホーム支援事業で受けられる補助の対象は以下の3つとなります。

(1)注文住宅の新築

(2)新築分譲住宅の購入

(3)リフォーム

このうち、(1)と(2)は子育て世帯または若者夫婦世帯に限定されていますが、(3)のリフォームはその他の世帯も含まれる点に注目しましょう。

子育て世帯とは

申請時点において、18歳未満（2005年4月2日以降出生）の子を有する世帯。

※ただし、2024年3月末までに工事着手をする場合は、2022年4月1日時点で18歳未満（2004年4月2日以降出生）の子とする。

若者夫婦世帯とは

申請時点において夫婦であり、2023年4月1日時点でいずれかが39歳以下（1983年4月2日以降出生）である世帯。

※ただし、2024年3月末までに工事着手する場合は、2022年4月1日時点でいずれかが39歳以下（1982年4月2日以降出生）の世帯。

補助金がもらえるエアコンの基準

補助金の対象となるエアコンは、「空気清浄機能」もしくは「換気機能」が付いたエアコンで、以下の試験機関等で効果が確認されていることが条件です。

国、地方公共団体または独立行政法人（以下「国等」という）が運営する試験機関等
国等の認可等を受けた試験機関等
法令または条例に基づく試験等を国等から受託している試験機関等

メーカーごとの対象機器

対象機器は下記サイトで検索できます。

参照：子育てエコホーム支援事業「対象製品の検索」

エアコン工事だけでは補助が受けられない

エアコン工事は補助対象の「リフォーム」に含まれ、子育て世帯や若者世帯も含めたすべての世帯が対象となります。
ただし、エアコン設置工事のみでは申請ができません。

エアコンの補助金を受けるためには、以下の3つのリフォーム工事のうち、いずれかを同時に行う必要があります。
（3つとも、子育てエコホーム支援事業の事務局に登録された型番の製品を使用した工事のみが対象）

また、申請する補助額の合計が5万円未満の場合は補助の対象とならないため、注意が必要です。

開口部の断熱改修

熱の出入りが激しい窓やドアなどの開口部を、断熱性能の高いものに交換することで室内の熱損失を抑える工事。具体的には「内窓を設置する」「複層ガラスに替える」「ドアや外窓を交換する」など。

内窓・二重窓のページへ

外壁、屋根・天井又は床の断熱改修

外壁、屋根・天井または床（基礎断熱）の部位ごとに、一定の使用量以上の断熱材（省エネ基準レベル、ZEHレベル）を利用する断熱改修工事。

エコ住宅設備の設置

太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯器（エコキュートなど）、節湯水栓、蓄電池といった省エネ性能の高い住宅設備機器の設置工事。

エコキュートのページへ

エアコンの補助額

「リフォーム」の上限補助額は、子育て世帯と若者夫婦世帯が最大30万円、その他の世帯は最大20万円となります。
このうちエアコンの補助額は冷房能力によって決められており、台数分の補助金を申請できます。

エアコンの冷房能力	補助額
3.6kW以上	26,000円/台
2.2kW～3.6kW未満	23,000円/台
2.2kW以下	19,000円/台

補助金をもらうための注意点

子育てエコホーム支援事業の補助金は、消費者の方が個人で申請を行うことはできません。エコホーム支援事業者に登録されている工事施工業者が、交付申請等の手続きや補助金の還元を行います。

2024年度の登録事業者は下記サイトで検索できます。

参照：住宅省エネ2024キャンペーン「補助金利用を相談できる事業者の検索」

※当店は補助金事業に事業者登録しておりませんので、申請業務は行っておりません。

当店では、エアコンを基本工事費・無料保証込みで最安5万円台から販売しております。他店の補助金を差し引いた金額よりもお安い価格で販売しており、相見積もりも大歓迎ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

東京都民限定！東京ゼロエミポイント

東京ゼロエミポイントとは

東京ゼロエミポイントとは、省エネルギー性能が高いエアコン、冷蔵庫、給湯器、LED照明器具に買い替えた都民に対し、ゼロエミポイントを付与して、そのポイント数に応じた商品券とLED割引券を交付するというものです。

東京ゼロエミポイントは2024年3月31日をもって終了予定でしたが、2024年度（令和6年度）も事業が継続されることになりました。
内容は適宜変更される可能性がありますので、詳細は公式サイトをご確認ください。

参照：東京ゼロエミポイント

事業内容

対象者の条件	・都内に住所を有し、その住所を公的な書類で証明できる個人・新品の対象製品に買い替えること・購入した対象製品を都内の住宅に設置すること
対象期間	申請対象購入期間：2019年10月1日～2024年9月30日購入分まで申請受付期間：2019年10月1日～2024年10月31日（必着） LED割引券使用期限：配布された割引券に記載している期日まで ※対象となる購入期間と申請受付期間は異なります ※エアコンの一部、およびLED照明器具は2022年7月1日以降購入分が対象です ※2024年10月31日以前であっても、所定予算が消化され次第、受付を終了します
対象となる製品	省エネルギー性能の高いエアコン、冷蔵庫、給湯器、LED照明器具
交換できる商品	ポイント数に応じた商品券（JTBナイスギフト）とLED割引券

対象となるエアコンの省エネルギー性能基準

統一省エネラベルの目標年度に応じた基準に基づく。

製品発売日：主に2022年9月30日以前

目標年度2010年度の多段階評価「★2」以上

製品発売日：主に2022年10月1日以降

2.8kW以下：目標年度2027年度の多段階評価「★2」以上

3.6kW以上：目標年度2027年度の多段階評価「★1」以上

※製品の一部は、2022年7月1日以降に購入されたものが対象となります。

統一省エネラベルの確認方法については下記ページをご覧ください。

参照：東京ゼロエミポイント「ポイント付与対象となるエアコンの確認方法」

エアコンの付与ポイント

冷房能力または定格内容積	2023年3月31日以前購入分	2023年4月1日以降購入分
2.2kW以下	12,000ポイント（LED割引券1,000円分＋商品券11,000円分）	15,000ポイント（LED割引券1,000円分＋商品券14,000円分）
2.4〜2.8kW	15,000ポイント（LED割引券1,000円分＋商品券14,000円分）	18,000ポイント（LED割引券1,000円分＋商品券17,000円分）
3.6kW以上	19,000ポイント（LED割引券1,000円分＋商品券18,000円分）	23,000ポイント（LED割引券1,000円分＋商品券22,000円分）

メーカーごとの対象機器

その他のメーカーは下記サイトで検索できます。

参照：東京ゼロエミポイント「対象製品の検索」

その他の自治体が行うエアコン補助金

市区町村の自治体などでも、エアコンの補助金が受けられる場合があります。代表して東京都杉並区、埼玉県さいたま市、大阪府和泉市のエアコンに使える補助金制度をご紹介します。

自治体の補助金は募集期間が短く、期間内でも予算に達すると早期終了してしまいます。お住まいの自治体で補助金や助成金制度が行われていないか、こまめにチェックすることをおすすめします。

お住まいの自治体の支援制度については、下記サイトで調べることができます。

参照：地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト

東京都杉並区「杉並区省エネ家電買換促進助成」

2024年3月1日以降に、古いエアコンや冷蔵庫を新品に買い替えた区民に対し、最大5万円が助成されます。家庭におけるエネルギー費用負担の軽減と、温室効果ガス排出量の削減を目的としています。

助成対象	申請日時点で区内在住の方が、古いエアコン・冷蔵庫を新品に買い換えた場合（賃貸住宅・集合住宅の所有者も対象）・区内の自ら居住する住宅に設置する区民 1世帯1回。エアコン・冷蔵庫のいずれか1台・区内の賃貸住宅・集合住宅を所有する区民 1戸1回。エアコン・冷蔵庫のいずれか1台。実施期間中に居住者が異なる10戸まで【注意】以下の場合は申請できませんのでご注意ください。・申請者の住所以外の場所への買い換えによる設置（集合住宅・賃貸住宅の所有者としての申請は除く）・倉庫や車庫、事務所等、居室以外への設置・マンションの管理組合等、個人の方以外が設置
助成率と助成上限額	本体購入費用（税抜）の4分の1を助成（1,000円未満切り捨て）区内購入で上限50,000円区外購入で上限30,000円
助成対象のエアコン	買換前：製造年が平成30年（2018年）以前のエアコン買換後：統一省エネラベル目標年度2027年度・2.8kW以下は★2以上・3.6kW以上は★1以上目標年度2010年度:★2以上
対象購入期間	2024年3月から
申請期間	2024年4月1日～9月30日まで ※予算がなくなり次第終了

参照：杉並区省エネ家電買換促進助成

埼玉県さいたま市「さいたま市省エネ家電買換え促進キャンペーン」

さいたま市では、今使っている家電を省エネ家電に買い替えると、キャッシュレスポイント等が還元されるキャンペーンを行っています。

対象者	申請時点で、さいたま市に住民登録のある者で市内の登録販売店で対象製品を買い替えた方 ※事業者からの申請は対象外。
キャンペーン期間	令和6年3月22日（金）～令和6年9月30日（月） ※申請は先着順です。予算がなくなり次第、終了となります。
還元方法	キャッシュレスポイント各種（PayPayポイント、WAONポイントID、Ponta、dポイント、Visa eギフト、nanacoギフト、楽天Edy）のうち、いずれか1種 ※郵送申請の場合はJCBギフトカードまたはバニラVisaギフトカードになります。 ※キャッシュレスポイントの付与金額によってキャッシュレスポイントのラインナップが変わる場合があります。
対象製品	省エネ性能★3以上のエアコン
補助率と補助額	補助率１／２上限額70,000円（1人1台まで）

参照：さいたま市省エネ家電買換え促進キャンペーン

大阪府和泉市「和泉市省エネ家電買替促進事業補助金」

和泉市内の店舗において、省エネ性能の高いエアコンや冷蔵庫（5万円以上）などに買い替えた場合、購入費用の一部が補助されます。

対象者等の条件	・市内にある自らが居住する住宅で使用しているエアコン又は電気冷蔵庫（電気冷凍庫）を、同種の省エネ家電に買替え、居住する住宅に設置すること・市内の店舗において購入した家電であること（新品かつ未使用品に限る）・買替前の家電をリサイクル処理により適正に処分すること・申請日時点において、和泉市に住所を有すること・1世帯1回限り・市税を滞納していないこと・暴力団関係者等でないこと
補助額・補助対象経費	補助対象経費：省エネ家電の購入に要する費用（本体代、省エネ家電を設置するために必要な工事費を含む）補助対象経費が 15万円以上：補助額3万円 10万円以上15万円未満：補助額2万円 5万円以上10万円未満：補助額1万円 ※リサイクルにかかる費用、配送料、消費税を除く
購入期間	2024年2月19日～8月30日
申請期間	2024年3月15日～8月30日 ※先着順のため、申請額が予算の上限に達した場合は、その時点で申請の受付を終了します。