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トイレを節水で比較!最新の節水おすすめトイレ、メリット・デメリット

エコ意識や省エネ・節約志向の高まりを受け、節水トイレが人気です。TOTO、リクシル、パナソニックなど各大手メーカーも、節水性能を追求し続けています。
このページでは節水・省エネ性の比較や、見落としがちなメリットやデメリットも合わせてご紹介いたします。節水トイレの洗浄水量別人気商品もご案内しておりますで、ぜひご購入前の検討材料として参考にしてください。

※2023年1月時点の情報です。
※画像はイメージです。
※掲載の機能は一部機種のみ対応の場合があります。

トイレを節水で比較!

目次

そもそも、節水トイレとは

節水トイレというと、何となくイメージがあってもはっきりと説明できないという方も多いのではないでしょうか。

トイレに関する製造メーカーを会員とする団体「一般社団法人 日本レストルーム工業会」によると、洗浄水量6リットル以下のトイレを節水トイレとしています。

トイレで使う水量の変遷

トイレで使う水量のイメージ

1990年代のトイレでは、1回の大洗浄で13~20Lの水を使っていました。2000年代には使用水量8~10L程度のものも増え、節水性能の研究が進んだ現在は5L以下で大洗浄できるタイプも現れています
2Lペットボトルに換算すると、10本分の水量が3本分以下になった計算に。節水の研究が進んでいることがよく分かります。

節水トイレに交換して
削減できる水量を比較

トイレの交換理由としてとても多いのが「古くなってしまった」というもの。次いで、壊れてしまった、普通便座から温水洗浄便座に取り替えたい、といった理由もよくお聞きします。そして、新しいトイレに交換するなら節水トイレが良いとお考えの方が多いです。

では、トイレ交換の際に節水トイレへと取り替えることで何L削減できるのでしょうか。省エネも気になるポイントですので、いくら節約になるかも合わせて試算していきます。

試算条件は4人世帯で、1人が1日に水流大1回、水流小3回使用するものとします。なお東京都水道局のサイトでは「1リットル当たりの単価を0.24円」として掲載しています。本ページでもこれを元に計算しています。

交換前 交換後 結果の想定

TOTO CS380BP
(販売期間:2002~2008)

洗浄水量…大10L/小8L

1日の洗浄水量…約136L

1日の水道代…約32.6円

TOTO CS380BP

TOTO ネオレストLS

洗浄水量(床排水)…大3.8L/小3.0L

1日の洗浄水量…約51.2L

1日の水道代…約12.3円

TOTO ネオレスト

1日/約84.8L節水
年間/約30,952L節水

1日/約20.4円お得
年間/約7,428円お得

リクシル アメージュM
(販売期間:2002~2005)

洗浄水量…大8L/小6L

1日の洗浄水量…約104L

1日の水道代…約25円

リクシル アメージュM

リクシル サティスG

洗浄水量(床排水)…eco5:大5L/小3.8L

1日の洗浄水量…65.6L

1日の水道代…約15.7円

リクシル サティス

1日/約38.4L節水
年間/約14,016L節水

1日/約9.2円お得
年間/約3,364円お得

パナソニック
シャワレインCX

洗浄水量…大6L/小5L

1日の洗浄水量…84L

1日の水道代…約20.2円

パナソニック シャワレインCX

パナソニック
アラウーノ L150

洗浄水量(床排水)…大4.8L/小3.6L

1日の洗浄水量…62.4L

1日の水道代…約15円

パナソニック アラウーノ

1日/約38.4L節水
年間/約7,884L節水

1日/約17.7円お得
年間/約6,447円お得

「4人世帯で、1人が1日に水流大1回、水流小3回使用」という試算で、これだけ節水・節約できることが分かりました。家族構成や生活スタイルによってはもっと省エネになるでしょう。
トイレは年単位で使用するものですので、元々の使用水量がとても大切だということが見えてきます。

今使っているトイレの
品番が分からない時は

トイレ排水芯別:品番で確認する方法のご案内ページに、品番確認方法を掲載しております。分かりやすい動画もございますので、ぜひチェックしてください。

また、各メーカーから商品情報が提供されていることもあります。見た目などからお使いのトイレの品番を調べられる場合がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

TOTO 大便器取替ガイド 見つかるくん

リクシル いいナビ

パナソニック トイレ お客様サポートページ

暮らしの中で使う水のうち、
トイレが占める割合

生活用水イメージ

ここで、生活用水のうち、トイレの洗浄水量がどれほどの割合を占めるか見てみましょう。

東京都水道局ホームページによると、家庭で使われる水量のうち、トイレは約2割を占めています
浴槽にお湯を張るお風呂での使用量が多いのは自然なことですが、トイレでの使用量はその半分ほどに達することを考えると、割合の高さに驚く方もいるのではないでしょうか。

また、お風呂や炊事は直接肌に触れたり、口に入れるものを洗う目的があります。これに対して、トイレでは使用後の洗浄に使うことがほとんど。生活用水のどこを節水していくかと考えた時、トイレでの節水は様々な面から有用だと言えるでしょう。

生活用水の割合イメージ

出典:東京都水道局ホームページ 水の上手な使い方

節水トイレの水流と素材

タンク式トイレの場合、タンクの中にペットボトルやレンガを入れて一度に流れる水を減らすことを「節水テクニック」として聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、このやり方はしてはいけません。汚物やペーパーがきちんと流れきらず、配管の詰まりといったトラブルの原因になってしまいます。タンクの中に沈めたペットボトルなどがずれたり部品にぶつかったりして、水が流れなくなったり止まらなくなったりするケースもあります。

間違ったトイレの節水方法・正しい節水方法については、当店のコラムも参考になります。ぜひご覧ください。

トイレで節水をしたいなら、やはり節水トイレに交換することが安心だと言えるでしょう。

ここで「流れる水の量を減らすと詰まる原因になるなら、節水トイレはどういう仕組で少ない水で流せるようになっているのだろう?」と思われた方もいるかもしれません。節水トイレの使用水量の少なさには、水流と素材の工夫が大きく関わっています

水流の工夫

節水トイレが少ない水で流せる1つ目の理由は、水流の工夫です。
古いトイレでは縦型に水を流すようになっていましたが、研究開発が進み、渦巻き状の水流で水を流せるようになりました。洗浄の際の水流に工夫を加えることで、少ない水でもしっかりと洗浄できるのです。

古いトイレと新しいトイレの水流イメージ

渦巻き状の水流は、TOTOは「トルネード洗浄」、リクシルでは「パワーストリーム洗浄」、パナソニックは「スパイラル水流」「3Dツイスター水流」といったように、各メーカーにより独自の名前があります。

  • TOTO トルネード洗浄イメージ

    TOTO
    トルネード洗浄

  • リクシル パワーストリーム洗浄イメージ

    リクシル
    パワーストリーム洗浄

  • パナソニック スパイラル水流イメージ

    パナソニック
    スパイラル水流

素材の工夫

節水しながらもキレイを保ち、快適な使い心地を叶えるために、各トイレメーカーでは便器の素材や技術についても研究開発を進めています。例えば、汚れがつきやすい便器とつきにくい便器を比較すると、汚れがつきにくい便器の方がより少ない水で洗い流すことができるからです。

では、実際に今のトイレにはどのような素材や技術が使われているのでしょうか。TOTO、リクシル、パナソニックを例に上げ、解説していきます。お掃除のしやすさにも直結し、注目される方も多い点ですので、それぞれおすすめの商品も合わせてご紹介します。

TOTO「セフィオンテクト」

セフィオンテクト加工

陶器表面の凹凸を100万分の1mmのナノレベルまでツルツルに仕上げたのが「セフィオンテクト加工」。TOTOの独自技術です。
100万分の1mmのナノレベルでなめらかな表面には汚れが付きにくく、落ちやすくなっているため、少ない水でも汚れをしっかり落とせます。

セフィオンテクト採用の人気トイレ
【工事費用込】

リクシル「アクアセラミック」

アクアセラミック

トイレのための新素材「アクアセラミック」は、水アカを固着させづらく、高い親水性能で汚物の汚れにも強い点が魅力。水となじみやすいアクアセラミックは、便器洗浄やお掃除をするたびに、汚物を浮かせて洗い流します。

アクアセラミック採用の人気トイレ
【工事費用込】

パナソニック「スゴピカ素材」

スゴピカ素材

有機ガラス系の新素材「スゴピカ素材」。ぬめりや黒ずみの原因となる水アカがつきにくく、また割れ・ヒビ・キズにも強い丈夫さも魅力です。

スゴピカ素材採用の人気トイレ
【工事費用込】

人気の節水トイレを
洗浄水量別にご案内

節水トイレは非常に人気があり、様々な商品が発売されています。ここでは当店でも人気のトイレを、洗浄水量別にご紹介します。※ご紹介の洗浄水量は床排水モデルです。

洗浄水量 大4L未満のトイレ

洗浄水量 大4~5Lのトイレ

洗浄水量 大5L~のトイレ

節水トイレのメリット、デメリット

節水トイレに交換したいとお考えの方に、メリットとデメリットをまとめました。

節水トイレのメリット

「節水でエコ・水道代節約になる」「お手入れしやすい商品が多い」「多機能な商品が多い」

節水トイレにする一番のメリットは、名前のとおり使用する水を減らせることでしょう。環境にもやさしく、水道代削減で省エネにもつながります。

また節水トイレは使用水量が少なく済むよう、汚れにくい・汚れを落としやすい素材が採用されていることが多いです。最新の技術が詰まったハイグレードモデルにも節水タイプは多く、結果的にお掃除がしやすい商品、機能豊富な商品が多い傾向があります。

家のイメージ

節水トイレのデメリット

ただし、節水トイレにもデメリットはあります。
やはり詰まりやすいという点は最大のデメリットと言えるでしょう。詰まらないようにトイレットペーパー以外の紙を流さない、一度にたくさん流さないといった日々の使い方が大切になってきます。

次いで、価格面。最新の素材や機能が搭載されたモデルが多いメリットは、裏返せば高価格になりやすいというデメリットでもあります。

また、タンクレストイレは水圧不足で設置できない場合がある点にも注意が必要でしょう。水圧のセルフチェック方法を写真と動画で分かりやすくまとめていますので、こちらのページをご覧ください。