
近年普及が進んでいる温水洗浄便座。シャワートイレや便座の暖房機能に電気を使う温水洗浄便座には、月々どのくらいの電気代がかかっているかご存知ですか? 温水洗浄便座にかかる電気代と、その電気代を節約する方法をご紹介します。
温水洗浄便座のタイプ
温水洗浄便座には、洗浄水を温める方式別に「貯湯式」と「瞬間式」の2種類があります。
貯湯式
貯水タンクがあり、ヒーターを使ってタンクの水を温めます。貯水しているので水量が大きく、温水がたっぷり使えます。温水を保温するために電力を使うので、瞬間式より消費電力が多くなります。
瞬間式
貯水タンクを持たず、瞬間湯沸器で使用毎に水を温めます。湯水を保温する必要がないので貯湯式より消費電力は少なくて済みますが、タンクがないので1度にできる温水の量は限られます。また使用時に瞬間的に大きな電力を使います。
温水洗浄便座にかかる電気代
電力会社や各家庭の使用電力によって若干違いはありますが、温水洗浄便座にかかる電気代の目安は以下です。
新電力料金目安単価27円/kWh(8%税込)での電気代
年間の電気代
貯湯式: 月々の電気代 304~412円 年間の電気代3,650~4,940円
瞬間式: 月々の電気代 131~277円 年間の電気代1,570~3,320円
(一般社団法人日本レストルーム工業会の試算による)
上記の試算は、省エネ型温水洗浄便座を対象にしているため、旧型の温水洗浄便座を使用している場合、これ以上の電気代になります。
温水洗浄便座の電気代を節約する方法
1つ1つは小さなことですが、省エネ意識を忘れずに小まめに節電しましょう。
便座の温度設定を調節
夏場は便座の暖房をオフに、温かい季節は便座の温度を低めに、と細かく季節によって設定温度を調節します。
洗浄水の温度を調節
夏場や温かい季節は、洗浄水を低めの温度設定にしましょう。
長時間使わないときは電源オフ
外出をするときは電源を切って、待機電力を減らすようにします。
フタを閉める
使用後に便座のフタを閉めると、温度が逃げないため省エネ効率が上がります。
省エネ性能の高い温水洗浄便座を使う
現在は温水洗浄便座の省エネ化が進んでいるので、新型を使うことで大きく節電が可能になります。
旧型と新型の温水洗浄便座(貯湯式/瞬間式)の年間消費電力量を比較したとき、以下のような結果が出ています。
2005年
貯湯式:197~267kWh/年
瞬間式:150~183 kWh/年
2015年
貯湯式:135~183 kWh/年(約31%省エネ)
瞬間式:58~123 kWh/年(約33%省エネ)
年間の消費電力量とは、家庭で平均的な使い方で温水洗浄便座を使用したとき、1年間に消費する電力量を指します。
(経産省 省エネ庁「省エネ性能カタログ2015冬版」を元にした一般社団法人日本レストルーム工業会の試算)
温水洗浄便座の平均的な耐用年数は7~10年です。旧型の温水洗浄便座に較べると、新しい製品は省エネ効率が格段に高くなっています。古い温水洗浄便座を使用し続けると、高い電気代を払い続けることになるので、温水洗浄便座の耐用年数が近くなってきたら、ぜひ新しい省エネ型便座への買い替えも検討してみてください。
電気代が節約になる「省エネ型便座」をご検討の方、トイレの買い替え、工事をご検討の方はこちら!
トイレ本体
定価より70%OFF
トイレ本体
定価より68%OFF
トイレ本体
定価より57%OFF
※上記内訳のトイレ本体価格は工事込セット専用の特別価格です。
※LC、ピュアレストQR、アメージュZは便座が普通便座の場合のセット価格です。