キッチンの天板(ワークトップ)素材の比較
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※記事掲載時の情報です。最新の情報は各メーカーサイトにてご確認ください。
※オプションを含みます。
※搬入条件等により対応できない場合があります。
キッチンで作業する際の台となる天板(ワークトップ)。以前はステンレスが圧倒的に主流でしたが、現在は人工大理石や人造大理石、セラミックといった素材も出てきており、インテリア性にこだわりたい方に人気です。
それぞれの素材の特性やメリット・デメリットをまとめ、各メーカーのシステムキッチンの天板も紹介していきますので、キッチンリフォームの際の参考にしていただければ幸いです。
キッチンのワークトップとは
キッチンのワークトップは、別名キッチンカウンターやキッチン天板とも呼ばれます。調理や下ごしらえの作業を行う場所を指します。
コンロやシンクとひと続きになっていることが多く面積が広いため、ワークトップの素材やデザイン選びでキッチンの印象がガラッと変わることも。
ワークトップには様々な素材があり、それぞれ特色があります。こちらのページでは各ワークトップ素材ごとに情報をまとめ、パナソニックやリクシル、TOTO、クリナップ等のシリーズ別対応ワークトップもご紹介しています。
キッチンリフォームにあたり、ワークトップ素材に迷っている方、ワークトップに関する基礎知識をつけたい方はぜひご覧ください。
キッチンの天板(ワークトップ)の種類
ワークトップの素材はステンレス、人工大理石、人造大理石、セラミックあたりが主流です。メラミンやタイル、造作キッチンでは木材といった素材もありますが、システムキッチンでメジャーなのはやはりこの4種類。
それでは、これらのワークトップ素材を順番にご紹介していきましょう。
ワークトップ(キッチン天板)素材1
ステンレス
ステンレスはお手入れがしやすく価格もお手頃なこと、汚れやニオイがつきにくいことから、長く愛されている素材です。またプロの厨房のような、タフでインダストリアルな印象のキッチンを目指す方にもオススメ。
ステンレスワークトップは、カラーバリエーションという面では他の素材に劣ります。ですが、表面を研磨して細かなスクラッチを施すバイブレーション仕上げ、表面に細かな凹凸をつけたエンボス仕上げなど、表面加工にこだわれる一面も。
こちらにステンレス素材について詳しくまとめた記事をご用意しましたので、ぜひご覧ください。
システムキッチンはステンレスがおすすめ?デメリットはあるの?
ほぼ全てのシステムキッチンメーカーが取り扱っていますが、人造大理石に力を入れているトクラスではステンレスワークトップの扱いがありません。
ステンレスワークトップのメリット・デメリット
- サビにくい
- 耐久性が高い
- においがつきにくい
- 安価な傾向がある
- ヘアライン加工など、表面加工ができるものがある
- 色・柄が選べない
- 水垢が目立ちやすい
- もらい錆が発生することがある
ワークトップ(キッチン天板)素材2
人工大理石・人造大理石
人工大理石・人造大理石はともに、天然大理石の風合いを再現した素材です。カラーのバリエーションが多く、ものによっては柄も選択できるため、こだわりのキッチンを仕上げたい方に大変人気があります。
人工大理石は天然石が入っていない人工素材、人造大理石は粉砕した天然石が入っているもの。といった説明も見かけますが、厳密な定義はないというのが実情のようです。そのため、本ページでは人工大理石と人造大理石を1つの項でご紹介しています。
素材の細かな成分までは公開されていないことも多いため、気になるという方はメーカーへ問い合わせをするのが確実でしょう。
ハイグレードモデルでは、グラリオカウンター(パナソニック)、クォーツカウンター(パナソニック)、新質感人造大理石「テノール」(トクラス)などの名前が当てられていることもあります。
人工大理石・人造大理石ワークトップのメリット・デメリット
- 色柄が豊富
- 熱、キズなどに強く作られているものが多い
- 天然石風のデザインを選びやすい
- ポップなカラーも選びやすい
- ステンレスより高額な傾向
- 経年により黄ばみが出る場合がある
ワークトップ(キッチン天板)素材3
セラミック
窯業製品の総称であるセラミック。簡単に言うと、焼き物素材とお考えいただくと良いでしょう。より本格的な素材感を取り入れたい方、高級感のあるキッチンに仕上げたい方におすすめです。
セラミックワークトップは、硬質であること、変色しにくいこと、キズや熱に強いことなどが魅力として挙げられることが多いです。見た目の美しさだけでなく、しっかりとした使い勝手や長く愛せることを重視されるなら、ぜひチェックしていただきたい素材です。
ただし、相場としては高価格帯になります。対応していないキッチン商品もありますので、セラミックワークトップをご希望の場合はハイグレードモデルを中心にお探しになることをおすすめします。
ワークトップのメリット・デメリット
- デザイン性が高い
- 高級感、重厚感を出しやすい
- 熱に強く、変色しにくい
- 衝撃に強く、割れにくい
- 表面の凹凸感が楽しめる
- 高額
- 対応するキッチンシリーズが少ない
ワークトップ(キッチン天板)素材4
その他の素材
クリスタルカウンター(TOTO)
TOTOの一部システムキッチンでは、クリスタルカウンターというワークトップを選ぶことができます。
ハイブリッドエポキシ樹脂を使用した、すりガラスのような質感が美しいカウンター。全面柄のタイプだけでなく、カウンターの片側に柄が入る珍しいタイプも用意されています。
透明素材が光を透過することで生まれる空間の個性。他とは違うデザインを叶えたい方におすすめのワークトップ素材です。
また熱に強く丈夫といった機能性も備えており、使い勝手の面でもしっかりと配慮がされています。
クリスタルカウンターワークトップのメリット・デメリット
- デザイン性が高い
- オリジナリティのある柄が選べる
- TOTOにしかない希少性
- メーカー、シリーズが限られる
- 価格帯は高価
キッチンシリーズと天板(ワークトップ)の対応例
主要なキッチンメーカーのシリーズごとに、ワークトップ素材の対応をまとめました。当店にてリフォームいただけるものはリンクをしておりますので、ぜひご検討くださいませ。
リクシル | パナソニック | クリナップ | TOTO | トクラス | |
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ステンレス | リシェル ノクト シエラS | Lクラス ラクシーナ リビングステーション V | セントロ ステディア ラクエラ | ザ・クラッソ ミッテ | |
人工大理石 | Lクラス(コーリアン) | セントロ ステディア ラクエラ | ザ・クラッソ ミッテ | ||
人造大理石 | リシェル ノクト シエラS | Lクラス ラクシーナ リビングステーション V | コラージア Bb | ||
セラミック | リシェル | セントロ ステディア | |||
その他 | ザ・クラッソ (クリスタルカウンター) |