投稿日:2018年07月12日 更新日:

IHクッキングヒーターの設置を検討している方の中には「IHの電気代はどれくらいかかるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
IHクッキングヒーターは「電気代が高い」というイメージがありますが、実際にはガスコンロと比べても光熱費に大きな差が出ないケースがほとんどです。
本記事では、IHクッキングヒーターの1か月あたりの電気代の目安や、ガスコンロとの光熱費の違い、電気代を節約するコツをわかりやすく解説します。
あわせて、省エネ性能に優れた最新機種も紹介するので、IHへの交換を検討している方はぜひ参考にしてください。
IHクッキングヒーターは「電気代が高そう」というイメージを持たれがちですが、実際はそれほど高額になるわけではありません。
最大火力3kWで1時間使用した場合の電気代は約93円です(電気料金目安単価 31円/kWhで算出)。ただし実際は、最大火力のまま使い続けることは少ないため、実際の電気代はもう少し安くなるケースがほとんどです。
JEMA・IH調理器技術委員会によると、一般的な4人家族が朝・昼・夕の食事づくりで標準的なメニューを調理した場合、IHクッキングヒーターの1か月あたりの電気代は約1,170円が目安とされています。

IHクッキングヒーターは鍋自体を直接加熱する仕組みのため、ガスコンロのように鍋の外へ熱が逃げにくく、熱効率は約90%と非常に高いのが特長です。電気を無駄なく使用できるため、省エネ性に優れた調理機器と言えます。
IHクッキングヒーターとガスコンロでは、どちらの光熱費が安いのでしょうか。
先ほども触れたとおり、IHクッキングヒーターの電気代は月約1,170円が目安です。一方、ガスコンロのガス代は、総務省の家計調査によれば二人以上世帯の2025年度の平均額は月約4,640円でした。このうち、調理にかかるガスの割合は一般的に2割程度と言われているため、ガスコンロのガス代は月約928円が目安となります。
試算上ではIHの方が1か月あたり240円ほど高い計算になりますが、IHとガスコンロでは試算条件が異なるため単純に比較することはできません。また、実際の光熱費はガスの種類(都市ガス・プロパンガス)や火力の強さなどによっても異なります。
特にプロパンガスは都市ガスより高い傾向があるため、家庭によってはIHの方が光熱費を抑えられる可能性があります。
このように使用する製品や住んでいる地域、契約している電気・ガスの料金によってかかる費用が変わりますので、どちらがお得ということは一概には言えません。
ただし電気代には、使用する時間帯によって料金がお得になるプランもあります。共働き家庭など、日中はほとんどキッチンを使用しないという場合には、ガスコンロよりもIHクッキングヒーターの方がコストを抑えられるケースもあるようです。
IHとガスコンロの比較表
| 比較項目 | IH | ガス |
|---|---|---|
| 1か月の 光熱費目安※ |
約1,170円 | 約928円 |
| 熱効率 | 約90% | 約40~60% |
| 火力の強さ | ◎強い | ◎強い |
| 掃除の しやすさ |
◎掃除しやすい | △掃除しにくい |
| 対応する 調理器具 |
△IH対応のみ | ◎ほぼすべて使用可能 |
| 炙り・直火調理 | ✖できない | ◎できる |
| 夏の快適度 | ◎暑くなりにくい | △キッチンが暑い |
| 停電時に 使える? |
✖使えない | 〇使える |
| 災害時に 使える? |
〇比較的復旧が早い | △復旧まで時間がかかる |
※条件による
>IHクッキングヒーターの電気代は、日頃の使い方を少し工夫するだけでも節約できます。ここでは、すぐに実践できる節約方法を「日頃の使い方」と「根本的に電気代を下げる方法」に分けて紹介します。
必要以上に強火を使わない
IHクッキングヒーターは加熱効率が高いため、常に最大火力で調理する必要はありません。お湯が沸いたら中火に切り替えるなど、料理に合わせて火力を調整することで、無駄な電力消費を抑えられます。
フタをして調理する
フタを使うと熱が逃げにくくなり、加熱時間を短縮できます。その結果、消費電力を抑えられるため、IHだけでなくガスコンロでも有効な節約方法です。
余熱を活用する
煮込み時間が長くなると電気を多く使うため、余熱を上手に活用しましょう。蓄熱性の高い多層ステンレス鋼やアルミキャスト製(厚手鋳物)の鍋を使えば、余熱でも十分調理が可能です。
IH対応の鍋を使う
IHクッキングヒーターではIH対応の鍋を使用しましょう。鉄製や磁性ステンレス製など、IHに適した鍋は効率よく加熱できます。
また、鍋底が平らで変形していないことも重要です。鍋底がトッププレートにしっかり密着することで熱効率が高まり、加熱ムラも防げます。
鍋底サイズをヒーターに合わせる
鍋底のサイズがヒーターの加熱面に合ってないと熱効率が下がる原因になります。対応するサイズは機種によって異なりますが、一般的には直径10~26cmのものを選びましょう。詳しくは取扱説明書でご確認ください。
鍋底の汚れや水滴を拭き取る
鍋底に汚れや水滴がついたままだとトッププレートとの密着性が弱まり、効率よく加熱できなくなります。調理前に鍋底の水滴や汚れをサッと拭き取るだけでも無駄な電力消費を抑えられます。
電力料金プランを見直す
契約している電力会社や料金プランを見直すことも効果的です。ライフスタイルに合ったプランを選ぶことで、IHクッキングヒーターだけでなく家庭全体の電気代節約にもつながります。
古いIHクッキングヒーターは買い替えを検討する
10年以上使用しているIHクッキングヒーターは、省エネ性能が向上した最新機種へ買い替えることで電気代を抑えられる場合があります。また、故障リスクも高まるため、交換時期の目安として検討するとよいでしょう。
最新のIHクッキングヒーターには、省エネ性能が高い機種も登場しています。
PanasonicのAシリーズ・Sシリーズなどに搭載されている「AIエコナビ」は、センサーとAI技術を活用した独自の省エネ機能。
光火力センサーが温度の上がりすぎを見つけて火力を自動でコントロールし、消費電力量を抑えます。設定温度をキープしてくれるから、焦げやすいハンバーグなども上手に調理できます。
従来のIHヒーターは鍋の端まで火力が届かず、ムラになることがありました。
三菱のCROSS+TOPシリーズでは、新開発の分割フレームコイルにより鍋の外側まで加熱が可能に。加熱ムラを抑え効率よく加熱できるため、余分な加熱時間を減らせます。
日立の「おまかせワンプレ調理」なら、グリル皿に肉と野菜を並べてあとはお任せ。皿温度センサーが皿の温度上昇を検知し、食材の分量を推定して自動で加熱時間を調整します。
加熱しすぎを防いで、おいしく、効率よく調理できます。
IHクッキングヒーターは「電気代が高い」というイメージがありますが、実際にはガスコンロと比べても光熱費に大きな差が出ないケースも多く、一概にIHの方が高いとは言えません。
また、火力を適切に調整したり、フタや余熱を活用したりすることで、さらに電気代を節約できます。
10年以上使用しているIHクッキングヒーターは、省エネ性能が向上した最新機種へ交換することで電気代を抑えられる可能性があります。使い勝手や安全性も向上しているため、リフォームや買い替えを検討している方は最新モデルをチェックしてみてはいかがでしょうか。
当店では、Panasonic・三菱電機・日立などのIHクッキングヒーターを、お得な工事セットで多数ご用意しています。交換をご検討中の方はぜひチェックしてみてください。

Mシリーズ
福袋 スタンダードグレード
福袋 スタンダードグレード
福袋 ミドルグレード
IHクッキングヒーターの豆知識 他の記事を読む
投稿日:2018年07月12日 更新日:
IHクッキングヒーターの設置を検討している方の中には「IHの電気代はどれくらいかかるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。...
投稿日:2024年12月26日 更新日:
高齢者のいるご家庭では、ガスコンロからIHコンロ(IHクッキングヒーター)への切り替えを検討されている方も多いのではないでしょうか...
投稿日:2021年02月10日
IHクッキングヒーターの導入を検討している方の中には、IHクッキングヒーターがどのくらい長持ちするのか気になるという方もいらっしゃ...
投稿日:2021年02月05日
IHクッキングヒーターに興味はあるけれど、なぜ加熱されるのか仕組みがわからないという方は多いのではないでしょうか。今回は、IHクッ...
投稿日:2021年02月01日
キッチンリフォームでIHクッキングヒーターの設置を検討している方の中には、「ガスコンロと比べると火力が弱いのでは?」と不安に思う方...
投稿日:2021年01月27日
火を使わずに料理ができるIHクッキングヒーター。表面がフラットでお手入れしやすいことも人気ですが、うっかり掃除を忘れてしまうと汚れ...