風呂場の寒さ対策！快適な入浴のためにできること

投稿日：2017年07月07日

冬になると脱衣所や風呂場の寒い！と思うことはありませんか？どうせ熱いお湯につかって温まるのだから大丈夫、と思ってそのままにしておくことは、実はとても危険です。脱衣所と浴槽内の温度差が大きすぎると、寒くて辛いだけでなく健康面での深刻なトラブルを招いてしまうこともあるのです。そこで今回は、快適な入浴をするためにも必要な、風呂場の寒さ対策を考えましょう。

風呂場の寒さを放置する危険性

寒い日には湯船にゆっくりつかって体の芯まで温まりたいところですが、その前の脱衣所や風呂場が寒くて辛い！というお家もあるでしょう。脱衣場や風呂場が寒いと、私たちの体には大きな負担がかかります。特にお年寄りの場合には、この温度差が原因で命を落とす危険性もあるため、注意が必要です。具体的には、リビングなど暖房が効いた暖かい部屋から脱衣所や風呂場などの寒い場所へ移動すると、私たちの体は温度差に適応するために急激に血圧が上がります。その後、熱いお湯につかると今度は急激に血圧が下がります。このように、短時間で血圧が上下することで、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高くなってしまうのです。

風呂場の寒さの原因

最近の住宅では、LDKを日当たりの良い南側に持ってきて、風呂場などの水回りは北側に作られることが多くなっています。北側は基本的に日当たりが悪いため、浴室などの水回りを作る場合には、カビや湿気を防ぐために窓を設置するなどして換気を高めるのが一般的です。冬場になると、この窓から冷気が入ってきてしまうため、どうしても風呂場や脱衣所が寒くなってしまうのです。また、冬場は喚起のために窓を開けることが少なくなるため、風呂場の床に水が残っていると、それが冷えて室内の温度を下げてしまうことも、寒さの原因のひとつです。

風呂場の寒さ対策

では、脱衣所や風呂場の寒さを緩和するにはどうしたら良いのでしょうか。基本は窓や扉から冷気が入らない、暖気が漏れないようにすること。ホームセンターなどで売っている断熱材や緩衝材などを窓や扉に貼るのも効果的でしょう。脱衣所に暖房器具を置いたり、浴槽のフタを開けたままお湯を沸かしたりすることで、脱衣所や風呂場を暖めておくこともおすすめです。
また、換気扇を回しっぱなしにしていると、どうしても冷気が入ってきてしまうため、冬場のうちはある程度換気が完了したら換気扇を止めるようにしましょう。風呂場の床や壁が冷たくなりやすい材質の場合には、あらかじめお湯などをかけておくだけでかなり温度を上げることができます。
もしも、年数の経過した古い風呂場の場合には、思い切ってリフォームをするというのも選択肢のひとつ。最近のリフォームも進歩してきているので、冷たくなりにくい床材や壁材を使ったものや浴室暖房乾燥機を導入するなど、自宅の希望に合ったリフォームをすることが可能です。リフォームで寒さ対策をして、冬場でも快適なバスタイムを楽しみましょう。

脱衣所や風呂場が寒いと、バスタイムが憂鬱なものになってしまうだけでなく、せっかく温まった体が湯冷めしてしまうこともあるでしょう。上記の内容を参考にして、快適な入浴のためにまずはできることから寒さ対策をしてみてください。

お風呂場の寒さ対策！
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