お風呂のカビ臭さの原因は浴槽エプロン内部にあり。 掃除する方法を解説
投稿日:2017年11月26日 更新日:
毎日きちんと掃除をしているはずなのに、浴槽からカビの臭いがするということはありませんか? もしかしたら、浴槽の外側に取り付けられている「エプロン」の内部のカビや汚れが原因かもしれません。浴槽エプロンの内部は、水や石けんカスなどが入り込みやすく、カビや汚れもたまりやすい場所なのです。
※浴槽エプロンなしタイプ・外せない種類(浴槽一体型や浴槽床一体型)も存在します。
これまでエプロンという箇所を意識していなかった方にも、エプロンの仕組みと掃除の方法を分かりやすくご説明します。
浴槽エプロンとは?
エプロンとは、浴槽の外側(洗い場側)の側面についているカバーのこと。実は取り外しが可能ということをご存じなかった方もいるかもしれません。ユニットバスのエプロンの取り付け部分には隙間があり、内側に水や石けんカスなどが入り込んでしまうことがあります。内側は乾きにくい部分ですから、水や石けんカスが原因となり、カビが生え臭いが発生してしまうのです。
エプロンを取り外して定期的に掃除をし、カビや汚れを除去すれば、お風呂からいやな臭いは発生しなくなるでしょう。
浴槽エプロンはどれくらいの頻度で掃除すべき?
エプロンの取り外し自体はさほど難しくはありませんが、浴槽(ユニットバス)の構造によってはねじを外す必要もあり、掃除をするとなると大がかりになってしまいます。エプロンの内側に入り込む水や石けんカスの量はそれほど多くないので、半年に1度くらいを目安に掃除をすれば臭いを抑えるには十分です。
どうやって浴槽エプロンを取り外せばいいの?
基本的に浴槽のエプロンは、エプロンの下に手をかけ、持ち上げながら手前に引くと外れるようになっています。浴槽のタイプによっては、ねじで留められていることもあるので、その場合はドライバーを使ってねじを外してから作業します。
浴室(ユニットバス)の取扱説明書をよく読み、記載されている方法に従って外してください。ドライバーが必要な場合は、あらかじめ用意しておきましょう。
浴槽エプロン内を掃除する方法
エプロンの掃除を始める前に、カビ取り用洗剤、ブラシやスポンジ、雑巾を用意しましょう。カビ取り用洗剤は、下記の方法で作ることもできます。肌や環境に優しい洗剤なので、安心して使うことができますよ。
カビ取り用洗剤の作り方
- 重曹またはセスキ炭酸ソーダを用意します。
- 重曹は小さじ1杯につき水100ml、セスキ炭酸ソーダは小さじ1杯につき水500mlの割合で溶かします。
- スプレー容器にセットすれば出来上がりです。
掃除の手順
- エプロンを外したら、全体にシャワーをかけて、ざっと汚れを流します。
- カビ取り用洗剤をエプロンの内側にスプレーして、1時間ほど置いておきます。
- 1時間経ったら、シャワーでカビ取り用洗剤を流します。シャワーで落ちない汚れは、スポンジなどで軽くこすりましょう。
- もしもカビ以外の汚れが残ってしまった場合は、クエン酸小さじ1杯を水200mlに溶かし、スプレーします。
- スポンジなどで汚れをこすりながら、再度シャワーで流しましょう。
- きれいになったら、しっかりと乾かしてから元に戻します。
定期的にお手入れをしているのにお風呂や浴槽がカビ臭いというときは、エプロン内部を掃除してみてください。初めてエプロンを掃除するときは、見たことがない部分の汚れに驚いてしまうかもしれませんが、それ以降は半年に1度くらいの目安で行えば、清潔に保つことができます。エプロンの手入れも忘れずにして、臭いを気にせず快適に入浴できるようにしてくださいね。
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