給湯器を置く位置は？戸建てとマンションの設置場所の違いについても解説

投稿日：2020年07月15日

お風呂やシャワー、台所仕事などに利用する、生活必需品「給湯器」。メーカー各社からさまざまな機種が出回っていますが、新しく買うにしても買い替えるにしても、住まいの状況に合ったものを選ばないと取り付けられないことがあります。戸建てとマンションでは給湯器の設置場所も違います。この記事では、そういった給湯器の設置場所について解説します。

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給湯器を設置する場所には基準がある

給湯器を安全に稼働させるために、法律で設置する場所の基準が定められています。つまり、基準を満たさない場所への設置は法律違反になってしまうのです。
基準を満たさないとどういうことが起きるかというと、例えば、排気口がふさがれて不完全燃焼を起こしたり、給湯の際に生じる熱が外に排出されず、機器内にこもったりします。こうなると機器が正常に稼働しなくなるだけでなく、人の命にまで危険が及ぶ可能性もあります。

戸建ての場合はある程度の自由がききますが、マンションの場合、基準を守って設置できる場所は限られているので覚えておきましょう。

給湯器の主な設置場所

給湯器を設置できる主な場所は次の通りです。

屋外

戸建て住宅の場合、場所がない、隣家に影響が及ぶといった特別な事情を除いて、基本的に設置するのは屋外です。建物の外壁に固定する壁掛型と、地面や台の上に固定する据置型の2つのタイプがあります。

屋内

戸建てでも屋外に設置できないケースや、マンションでの設置場所として屋内に設置するケースもあります。

設置できる給湯器のタイプには、外から空気を取り込んで外に排気するFF（強制給排気）型と、室内の空気を取り込んで外に排気するFE（強制排気）型の2つがあります。

パイプスペース

パイプスペースとは、上下水道管やガス管などの配管類をまとめたスペースのことです。マンションの玄関ドア付近に設置されていることが多く、「PS」とも略されます。
排気方式によって、PS標準設置型、PS扉内排気型、PSアルコープ設置型、PS上方排気型、PS後方排気型、PS給排気延長型といったタイプに分かれています。

ベランダ

マンションのベランダに設置することもできます。安全性のため排気口を人よりも高い位置にする必要があり、設置できるのは壁掛型です。

浴室内

浴室内に、浴槽と並べて設置することも可能です。浴槽据置型といいます。

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戸建て住宅と集合住宅（マンションなど）の設置場所の違い

戸建て住宅の場合、基本的な設置場所は屋外です。ガス漏れ、不完全燃焼などが起きたときにも安全だからですが、排気口をふさぐものが近くにないなどの設置基準を満たさなければなりません。

また、外に置くということは、雨風や雪などの影響も受けるということです。積雪の多い地域では据置型にすると雪に埋もれてしまうこともあるので、気候や環境に合ったタイプを選ぶことが大切です。ベランダに設置する場合も同様です。

マンションなどの集合住宅の場合は、パイプスペースに設置することが多いでしょう。パイプスペースの位置や建物の構造によって設置できるタイプが変わります。自己判断で選ばず、専門家に相談して選ぶようにしましょう。

給湯器の設置場所は、戸建てかマンションか、マンションの場合はパイプスペースがどのようなタイプかによって変わります。給湯器を選ぶ際は、お伝えしたことを参考に検討してみてください。

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給湯器を設置する場所には基準がある

給湯器の主な設置場所

屋外

屋内

パイプスペース

ベランダ

浴室内

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