給湯器のお湯が熱い原因と対処法をわかりやすく解説

投稿日：2020年08月14日

シャワーや洗面など、給湯器のお湯を使おうとしたら、設定温度よりも高いお湯が出てきておどろいたという経験はありませんか？どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。

いきなり高温のお湯に触れると火傷をしてしまう危険性もあるので、原因を知って適切に対処することが大切です。

給湯器のお湯が熱い原因と対処法

給湯器のお湯が設定よりも高くなってしまう原因はいくつかあり、原因によって対処法も異なります。以下の項目にそって原因を見極めましょう。

猛暑の夏は、気温が高くなると水温も上がります。水を飲もうと公園にある水道の蛇口をひねると、熱湯のような水が出てくることもあるくらいです。

このようなすでに温まった水を給湯器がさらに温めてしまうと、出てくるお湯が設定温度以上に熱くなってしまうことがあります。蛇口を細くひねったときに起きやすい現象です。

これを防ぐには、蛇口を大きく開くことです。温まった水が出る量を増やすことで、設定温度に近いお湯にすることができます。

お風呂とキッチンで別のリモコンを使っている場合、キッチンのリモコンの設定温度が高くなっていたために、お風呂から熱いお湯が出たということも考えられます。もちろん、逆のケースもあります。

例えば、キッチンの給湯を38度にしていても、お風呂の給湯を41度に切り替えてしまうと、キッチンから出るお湯も41度になってしまうことがあります。

最後に操作したリモコンの設定温度のお湯が出る給湯器の場合、設定温度を変える際は、家族にひと言、ことわりを入れるようにしましょう。

一般家庭に多い一つ穴のタイプの浴槽の場合、穴の部分に取りつけているフィルターが汚れていると、熱いお湯が出てくることがあります。この場合は、フィルターを取り外して掃除をしましょう。髪の毛やゴミで汚れている可能性があります。

給水やガス栓の元栓の閉め具合も、給湯温度に影響します。原因1～3までの対処で解決できない場合は、給水の元栓を確認し、きつめに閉まっていると感じたら少しゆるめてみてください。また、ガス栓は全開にして使うことが一般的ですので、中途半端に閉まっていたら全開にしてください。

お湯と水を混ぜて温度調整をする混合栓に不具合が生じている可能性があります。お湯と水がうまく混ざらず、設定温度よりも熱いお湯になってしまうことがあるのです。混合栓の不具合が起きても、一般の方は修理することができません。専門業者に依頼しましょう。

原因1～5までの対処をしても解決できない場合、給湯器が故障している可能性が大きいです。給湯器には寿命がありますので、使用期間が長くなればなるほど故障する確率が高くなります。給湯器の故障も自分で対処することはできませんから、専門業者に点検してもらい、必要に応じて修理や交換をしましょう。

給湯器から熱いお湯が出たときには、原因1～4を順にチェックしてみてください。それでも解決しない場合は、給湯器や混合栓の不具合が原因の可能性があります。専門業者に点検を依頼し、早めに修理や交換をしましょう。

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