風呂の換気扇から異音が…その原因と対処法について

いつのころからかお風呂の換気扇を回すと異音が混じるようになった、あるいは、急に耳障りな音が聞こえてきた…といった音の変化は、換気扇に異常があるサインです。換気扇の異音の主な原因としては5つ考えられます。それぞれについての対処法をご説明しますので、ご自宅の換気扇に照らし合わせて換気扇の異音に対処してみてください。

湿気によるカビやホコリが原因の場合の対処法

お風呂は湿気の多い場所です。換気扇を回したときに「ジーッ」という音がするのであれば、湿気によるサビやホコリが換気扇の異音を発生させていると考えられます。
ホコリだけなら掃除をして取り去ることもできますが、金属は一旦サビてしまうと手の施しようがなくなってしまいます。ホコリは掃除をして異音がなくなるかを、サビついている場合は換気扇を交換することで対処しましょう。

オイル不足が原因の場合の対処法

「キュキュ」「チチ……」など滑らかに回転せずにこすれているような音がする場合、原因として考えられるのはオイル不足です。換気扇の使用年数が長くなれば、回転軸のオイルも減っていきます。
このようなときは掃除も兼ねてファンやプロペラを外し、モーターの軸に潤滑油をさしてみましょう。回転が滑らかになれば異音は解消されます。一度では改善が見られないこともありますので、その場合は音がしなくなるまで何度か潤滑油をさしてみてください。

モーターの故障が原因の場合の対処法

「カラカラカラ」「カカカ」など、乾いた音が聞こえる場合は、軸のずれや破損などモーター自体が故障していることが考えられます。モーターが故障してしまうと、残念ながら自分で対処することはできません。専門業者に依頼をして修理対応または換気扇の交換が必要になります。

劣化が原因の場合の対処法

上記のようにお風呂の換気扇の異音に対処しても、直らない場合もあります。お風呂の換気扇も家電製品の一つ。つまり劣化するということです。もしも10年以上使っているようであれば、部品が劣化して寿命を迎えている可能性があります。
劣化に関しては専門業者に連絡を入れて状態を確認してもらい、できるのなら修理、できない場合は換気扇の交換をお願いしましょう。

浴室全体をリフォームする対処法もあり

「換気扇の交換が必要になるのなら、いっそのこと浴室全体もきれいで快適な状態にしたい」と考えているのであれば、換気扇も含めた浴室全体のリフォームをすることも選択肢の一つです。
最近のお風呂の換気扇には、暖房や乾燥など換気以外の便利な機能が搭載されています。便利に使える上、浴室のカビ防止にも効果的です。浴室全体のリフォームをするのなら、換気扇を交換するだけでなく、以前より機能が増えたり性能が高くなったりした製品にグレードアップしてみてはいかがでしょうか。

お風呂の換気扇の異音の原因と対処法についてご紹介しました。異音に気づいたら放置せず、早めに対処しましょう。サビや経年劣化がひどければ、新しい換気扇への交換も考えてみてください。換気扇だけでなく浴室全体のリフォームをするという方法もあります。異音をなくし快適な入浴タイムを過ごしましょう。