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ガスコンロの火が付かない原因と対処方法

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目次
ガスコンロの火が付かない原因と対処方法

ガスコンロを原因とした住宅火災で、最も多いとされるのが火の消し忘れ。
法律が改正された2008年以降、全てのガスコンロに安全装置の搭載が義務付けられたことからその数は大幅に減少していると言われますが、未だ後を絶たないのが現状です。
使用中に火力が弱まるなどの不具合が生じているにも関わらず使用し続けると、思わぬ事故に発展する恐れがあるため、日々の点検やお手入れが欠かせません。

ガスコンロの不具合

点火させようと何度か操作を繰り返していくうちに、ガス漏れの臭いに気づき慌てるといった状況は、誰もが一度は経験しているのではないでしょうか。
こうした点火の不具合以外にも、途中で火が消えてしまう、火力が安定しないなどの不具合が生じたら、要注意。
火は出ていなくても、ガスだけが辺りに漏れ出し、火気があれば引火・爆発する可能性があるため大変危険です。
こうした事故を防ぐために、ガスの臭いを感じたらすぐに換気を促しますが、それだけでは不十分な場合もあります。
「最近のガスコンロは安全装置が付いているから安心」「ちょっと目を離しても火災は起きない」という安心感からガスコンロ自体の不具合に付いては見逃されがちですが、部品の劣化や故障だけではなくコンロ周辺の汚れが原因で不具合を起こす場合もあるため、こまめに点検・お手入れをする必要があります。

ガスコンロの火がつかない場合の原因と対策(症状ごとに解説)

まずは、ガスコンロが点火しない時の原因と対処法を症状別に解説します。
最初に確認すべき症状の一つに、「チチチ」という点火音がするかどうか確認してください。
症状に基づいた考えられる原因とその対処法について詳しく説明します。

「チチチ」という音が鳴る場合

・電池切れ
ガスコンロの火がつかない場合、まずは電池が切れている可能性があります。
一方で、2口コンロで片方だけ、または3口コンロで一部のコンロだけが点火しない場合は、「点火プラグ」や「バーナーキャップ」の状態をチェックしてください。

・バーナーキャップのずれ
バーナーキャップとは、炎を出すための金属製のドーナツ状部品のことです。
ガスコンロは、点火ボタンを押して点火プラグから出る火花と、バーナーキャップから出るガスが合わさって火がつきます。
バーナーキャップが適切な位置にないと、火がつかない場合があります。
「チチチ」という音がしているのにコンロに火がつかない場合は、取り付け位置を確認してください。

・バーナーキャップに汚れや水分が付着している
ガスコンロのバーナーキャップに汚れや水分が付着すると、点火が不安定になります。
特にくぼみ部分に溜まった汚れは、ガスや空気の流れを妨げて火がつきにくくなってしまいます。
バーナーキャップは定期的に掃除しましょう。

・点火プラグに汚れや水分が付着している
ガスコンロの点火プラグとは、バーナーキャップの近くにある先が尖っている部品です。
点火プラグに汚れや水分が付着すると、火がつかない可能性があります。
汚れや水分があると、点火時に必要な火花がきちんと出ません。
定期的に点火プラグを清掃して、汚れや水分を取り除きましょう。

「チチチ」という音が鳴らない場合

点火ボタンを押しても「チチチ」と音がしない場合は、最初にガスコンロの電池が切れているか・または電池が正しく設置されているかどうか確認して下さい。
切れた電池を交換した後もガスコンロから「チチチ」と音がしない場合は、点火装置が故障している可能性があります。
その場合は専門業者に点検を依頼をしてみて下さい。

関連記事>> ガスコンロからチチチなどと音がする原因と対処法

※お使いのガスコンロの取り扱い説明書を確認し、適切な点検と対策を行ってください。

ガスコンロの火がつかない場合の原因と対策(部位ごとに解説)

ガスコンロの火が付かないときには、以下のようなことを確認してみましょう。

ガスが止まっていないか

【原因】ガスの供給自体が止まり、ガスコンロに不具合が生じている

【対処法】ガス給湯器など、他のガス機器が正常に動いているかを確認します。
また、ガスメーターの異常を知らせるランプが点灯していたら表示される手順通りに復旧させるか、ガス会社に相談をしましょう。

ガスの元栓が閉まっている状態

【原因】コンロに繋がっているガス栓が閉まっている

【対処法】キッチンや洗濯室・または屋外のメーターボックスに設置されているガスの元栓が、しっかり開いているかを確認してください。

乾電池は切れていないか

【原因】乾電池切れ、または乾電池が外れている

【対処法】ガスコンロの点火部分に使われている乾電池を交換してください。
点火のスピードが落ちたら、そろそろ取り替え時期です。予備の乾電池を常備しておきましょう。

バーナーキャップは汚れていないか

【原因】鍋からの吹きこぼれなどによって、目詰まりを起こしている

【対処法】バーナーキャップを取り外し、中性洗剤を使った柔らかいスポンジで丁寧に洗浄して、よくすすいで乾かしてください。
その後に元の位置に戻して、ガスコンロが点火するか確認しましょう。

点火プラグ近くの安全装置が作動している

【原因】煮こぼれなどで点火プラグ近くの安全装置の周りが汚れていて作動する

【対処法】安全装置の周りを掃除して誤作動を起こす原因を取り除くか、しばらく時間を置いてから操作しましょう。

点火プラグやセンサーが湿っている

【原因】点火プラグやセンサーに水分が付着しているため

【対処法】乾いた布で拭いてから乾燥させてから点火してください。
点火プラグは非常にデリケートな部品なので、水分を拭き取る際には慎重に扱うようにしましょう。

ガスホースが捻れているか、破損している

【原因】ガスホースが捻れているか破損しているため

【対処法】ホースの状態を確認し、捻れを直すか、必要であれば交換してください。
ガスホースの設置から7年以上経過している場合は、安全のために交換することをお勧めします。

コンロの上に焼き網が置かれている

【原因】コンロの上に焼き網を乗せているため

【対処法】2008年10月以降に発売されたガスコンロには、安全センサーである「Siセンサー」が搭載されており、焼き網をコンロの上に置くとセンサーが作動して点火が阻害される仕組みになっています。ガスコンロを使用する際には、焼き網は取り除きましょう。

チャイルドロックが作動している

【原因】子どもによる誤操作防止のチャイルドロックが有効になっているため

【対処法】チャイルドロックが有効になっていないか確認しましょう。
何らかの理由でこの機能が作動して着火が制限されている可能性があります。

ガスメーターの安全装置が作動

【原因】ガスメーターの安全装置が作動しているため

【対処法】ガスメーターの安全装置はガス漏れや異常使用を検知すると自動的にガスを遮断します。
経済産業省の説明によると、復帰させるためにまず復帰ボタンキャップを外して復帰ボタンを押します。
操作後に3分待って再度ガスメーターを確認してください。
その後にガスを使いましょう。

参考:緊急時のガスのストップと復帰|これだけは知っておこう|ガスを安全に使用していただくために

ガスコンロの寿命が来ている

ガスコンロにも寿命があります。
一般的なガスコンロの使用期間は10年から15年であり、経年劣化により部品が正常に機能しなくなることがあります。
火が付きにくくなったり火力が弱くなったりした場合は、修理よりも新しいガスコンロへの交換を検討してみて下さい。

関連記事>> ガスコンロにも寿命はあるの?買い替え時期の目安とは

ガスコンロの故障

【原因】ガスコンロの故障

【対処法】これまで紹介してきた方法を試しても「チチチ」という音がしない、ガスコンロの火がつかない、ガスのにおいだけがする場合は、ガスコンロ自体が故障している可能性があります。
この場合、製造元のサポートセンターに連絡して、専門家による点検や修理を依頼することをお勧めします。
また、買い替えを検討している場合は商品・工事・無料保証が含まれて3万円台(税込)から購入可能な生活堂がおすすめです!

※お使いのガスコンロの取り扱い説明書を確認し、適切な点検と対策を行ってください。

ガスコンロの火がつかない原因がわからない場合

ガスコンロに火がつかない原因がわからない場合は、ご使用されているガスコンロの取扱説明書やメーカーのWebサイトを確認してみましょう。

取扱説明書やメーカーのWebサイトのFAQを確認

これまでの対処法で解決しない場合は、ご使用されているガスコンロの取扱説明書やメーカーのWebサイトの「Q&A(よくある質問)」を確認し、似た症状がないかを調べてみてください。
それでもガスコンロの火がつかない原因がわからない場合は、メーカーや販売店に問い合わせましょう。
問い合わせの際は、ガスコンロの品名、品番、製造年月を事前に確認しておくとスムーズに進みます。

近くのガス会社等へ点検・修理の依頼をする

各症状や部位を確認してもガスコンロが作動しない場合、機器自体が故障していることが多いです。
その際は修理を検討してください。
ガスコンロには先述した通り安全装置やセンサーなどの機能があり、専門知識を持った技術者でないと修理は難しいです。
また、ガス機器は誤った扱い方をすると重大な事故を引き起こす恐れがあるため、メーカーや、近くのガス会社に点検や修理を依頼することをおすすめします。

点検ポイントを確認しても直らなかったら

上記に紹介したような点検ポイントを確認しても不具合が続くようであれば、修理・買い替えを検討しなければなりません。
特に、安全装置(SIセンサー)の搭載が義務付けられた2008年以前に製造されたものを使用し続けていた場合、あるいは製造から10年以上経過し修理パーツの取り寄せが困難な場合などは、買い替えを考えたほうが良いでしょう。


日頃の点検やお手入れを行っているにも関わらず不具合が続くのであれば、そろそろ買い替えの時期なのかもしれません。
何度も修理を依頼するよりは、新しいものに交換した方が費用面での負担が軽くなるケースも多く見受けられます。
家族の安心・安全のためにも修理か買い替えか迷ったら、まずは専門店に相談してみましょう。

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