症状追い焚きができない
循環フィルターに髪の毛や湯垢、小さな異物などが詰まって追い焚き機能が動作していない可能性があります。浴槽の循環フィルターを取り外し、専用の洗浄剤などを使って汚れを除去すると回復するかもしれません。湯量や湯温を測るセンサーの不具合、電気系統の不具合なども考えられます。説明書を見てリモコンのリセットを試すと直ることがあります。
症状煙が出る
不完全燃焼を起こしているか、給湯器内部に異物が入り込んで燃えている可能性があります。そのまま使い続けることは危険なので、すみやかに給湯器の電源をオフにしガス栓も閉じて、ガス給湯器メーカーに連絡して指示を仰いでください。
症状異音がする
給湯器からピーという笛のような音や低く唸るような音がする場合は、ファンモーターの故障が考えられます。ガス給湯器メーカーに修理や部品交換を依頼しましょう。危険なのは点火時に小さく爆発するような音がする場合です。ガス臭いようであれば不完全燃焼の可能性が高いので、早急に連絡する必要があります。
原因給湯器の能力を超えて使用している
一人暮らし向けの給湯器を複数人で使用するなど、給湯器の能力(一度に使用できるお湯の量)を超えた使い方をして過度な負担がかかり、故障するケースがあります。
原因メンテナンス不足による劣化
給湯器は定期的な点検とメンテナンスが必要です。外装の変色・サビ・穴あき、給気口・排気口のごみ・ホコリ、配管からの水漏れなどがあれば早急に対処する必要があります。
原因雨風による損傷・劣化
とくに屋外に設置する給湯器の場合は雨風による影響を受けます。また細かい砂、積雪、海が近い場合は潮風なども損傷や劣化を促すことがあります。
原因配管の損傷
部品劣化など何らかの理由で配管に損傷が生じると水漏れなどのトラブルが起きます。また、給湯器を取り付ける際の配管の整備不良などが損傷を招いていることもあります。
原因リモコンの損傷
リモコンも故障することがあります。電源が入らない、運転ランプがつかない、エラー表示が消えないなどの症状があり、原因は液晶や基盤、配線に何らかのトラブルが起きていることなどが考えられます。
給湯器の故障の原因はさまざまありますが、故障を防ぐためにもしっかりと理解しておく必要があります。
また自身で給湯器の故障に対処できない場合や不完全燃焼が疑われる場合は、必ずガス給湯器メーカーに連絡をしてください。